ソニーがミドルクラスとして2024年にリリースした Xperia 10 VI(マークシックス) は、「手軽にXperiaの世界を体験したい」「でもカメラや音にも妥協したくない」というユーザーにピッタリの一台です。そして、見た目はシンプルで洗練されており、片手でも操作しやすい軽量ボディ。スペックは抑えつつも、要所にはソニーらしいこだわりが光ります。
SONY Xperia 10 VI
Xperia 10 VIは、6.1インチの**有機ELディスプレイ(FHD+)**を搭載しつつ、わずか約164gの軽さを実現。軽量スマホは選択肢が少ない中で、この軽さは大きな魅力です。そして、従来通りの21:9縦長ディスプレイも健在。SNSや動画視聴、縦スクロールに最適な形状で、片手操作もしやすいのが特徴です。もちろん、HDR対応で色鮮やかな映像も楽しめます。
搭載されているプロセッサは、Snapdragon 6 Gen 1。Snapdragon 695からの刷新となり、CPU・GPU性能がそれぞれ約30〜35%向上。SNS、ブラウジング、動画視聴など日常利用ではキビキビとした動作を実感できます。そして、メモリは8GB RAM/128GBストレージで、microSDカード(最大1TB)にも対応。普段使いに十分なスペックです。
Xperia 10 VI カメラ性能
- メインカメラ:48MP(F1.8、1/2.0型、OISあり)
- 超広角カメラ:8MP(F2.2、16mm相当)
Xperia 10 VIの背面カメラは2眼構成です。前モデルで搭載されていた望遠レンズは今回省かれたものの、代わりに2倍ズームが画質劣化なしで可能な「光学相当ズーム機能」が加わりました。AI処理によって、デジタルズームでも自然な仕上がりになります。そして、夜景や逆光でもディテールを損なわず、手軽に綺麗な写真が撮れるのが魅力です。普段使いのスマホカメラとしては十分満足できる性能です。
サウンドとその他の特徴
Xperia 10 VIでは、スピーカーが正面ステレオ再生に対応。従来はモノラルだったため、音の広がりが物足りないという声もありましたが、今作では改善されています。さらに、ハイレゾ音源にも対応し、3.5mmイヤホンジャックも搭載。BluetoothではLDACコーデックが使えるため、ワイヤレスでも高音質で音楽を楽しめます。
バッテリーは5000mAhの大容量を搭載しており、軽量ボディながらも長時間の駆動を実現。メーカー公式では「最長2日間の使用が可能」と謳われています。さらに、いたわり充電機能により、バッテリー劣化を抑えて長く使える点もXperiaらしい配慮です。急速充電(30W相当)にも対応しています。
加えて、IP65/68の防水・防塵性能に対応し、おサイフケータイ(FeliCa)も搭載。日本国内での利用を強く意識した設計です。また、側面指紋認証も搭載しており、マスク着用時のロック解除もスムーズ。

Xperia 10 VI – まとめ
このように、「Xperia 10 VI」は軽さやバッテリー持ち、音質、ディスプレイなど、あらゆる要素のバランスが取れた、完成度の高いミドルレンジスマホであり、価格に対して非常に満足度の高い一台です。特に、軽くて長時間使用できるスマホを求めている方や日本仕様を重視する方にもおすすめできます。Xperia 10 VIは間違いなく注目すべき存在であり、キャリアモデルとSIMフリーモデルの両方が展開されているため、自分の使い方に合わせて選べるのも大きな魅力となっています。