都会の喧騒を離れ、心身ともにリフレッシュしたいあなたへ。福岡県糸島市の二丈深江(にじょうふかえ)で過ごす、のんびり週末旅をご提案します。深江海水浴場の青い空と海、豊かな自然、そして地元料理など、五感で感じる特別な時間を過ごしてみませんか?

さて、冒頭の書き出しが旅行会社の宣伝広告みたいになっていますが…。それでは、深江海水浴場とその周辺の魅力について探っていきます。

二丈深江の隠れた魅力

深江海水浴場は夕焼けの絶景スポット。

まずは、二丈深江のシンボルとも言える深江海水浴場。夕方には、水平線へ沈む夕日が海面を輝かせ、心が洗われるような絶景が広がります。砂浜を裸足で歩いたり、波の音を聞きながらヨガをするのもおすすめです。ときに、夏には賑わう海水浴場ですが、オフシーズンも美しい風景が広がります。

そして、鎮懐石八幡宮(ちんかいせきはちまんぐう)です。二丈深江にある鎮懐石八幡宮は、古事記にも登場する由緒ある神社です。神功皇后(じんぐうこうごう)にまつわる伝説が残る鎮懐石を祀っており、パワースポットとしても知られています。また、春には桜の名所としての顔も見せます。

それはそうと、深江海水浴場の近くで思わず微笑んでしまうような光景を目にしました。皆さんに共有したいと思います。

少年と少女のワンストーリー

二丈深江の片隅で咲いた小さな恋物語。

今年の夏、私は何度か糸島の深江海水浴場を訪れました。二丈深江にある海水浴場で海を見ながらのんびり過ごすことは、私にとって最高のリラックスタイムでした。ともあれ、自転車を走らせて行き、いつもの場所でのんびりと過ごしました。帰宅前の英気を養うため、近くのスーパーで、お気に入りの「やかんの麦茶」を買い、木陰で休憩していると…。

ふと目をやると、海岸からほど近い住宅街に目が止まり… そこには、小学生くらいの男女が楽しそうに話していました。その光景を見た瞬間、彼らのワンストーリーが頭に浮かびました。純粋で無邪気な彼らの姿は、まるで映画のワンシーンのようでした。

深江海岸のすぐそばにある二丈交流体験広場では、ソフトボールの試合が行われていた。少年は、ユニフォーム姿でバットとグローブを持っています。おそらく試合に参加していたのだろう。トーナメント戦だったのかもしれない。今は正午を少し過ぎたころ、早く帰っているところを見ると、すぐに負けてしまったのかもしれない。そんな彼に、女の子が何か言葉を交わしている姿が印象的でした。

深江海水浴場 - 01

深江海岸の住宅街で…

野球少年の隣には、白いワンピースがよく似合うすらりとした女の子がいた。顔が小さく手足が長い、まるでキッズモデルのような都会的な雰囲気で洗練された印象だ。また、二人が楽しそうに話しているそばには3、4歳くらいの女の子がいて微笑ましい光景だった。その様子から、どうやら彼女の家の前らしいと分かった。

その女の子のモダンな邸宅は、敷地が70~80坪ほどありそうで、外壁は黒で統一され、スレート部分も一級品が使われているように見えました。若い頃、工務店に勤務していた私の感覚では、家本体だけでざっと5~6千万円ほどの価値がありそうです。立派な邸宅で、都会と異なり、建物を囲うような外壁はなく、所々枯れていますが、庭全体に芝生が植えられており、素敵な風景でした。

そんな二人の様子を冷たい麦茶を飲みながら、しばらく観察していました。私は離れたところから見ていたので、静寂な住宅街とはいえ話し声までは聞こえませんでした。それでも、しばらくすると女の子が「バイバーイ」と手を振りはじめ、傍にいた妹も横で手を振っていました。男の子も答えるように手を少し上げ振り、はにかんだ様子がとても印象的でした。

二丈深江 - 01

姉をひとり占め?妹が微笑ましい

一瞬、男の子は女の子から離れ、まだ話したいのか「うん」と頷きながら女の子のほうへ戻って行きました。それでも女の子は「え?」という表情を見せたものの、すぐに笑顔に戻り、話を続けていました。それなのに、妹は姉をひとり占めしたいのか、ひたすら男の子に向かって「バイバーイ」と言いながら手を振り続ける姿が、なんとも微笑ましい光景でした。

さて、二人の会話がいつまで続いたのかわかりませんが、楽しいひとときを過ごしたことでしょう。なんだか、とてもほっこりした気持ちになり、その後、私は自宅に向け出発しました。きっと素敵な小学生時代の思い出になるでしょう。

それでは、この夏の思い出が、皆さんにとっても心温まるものでありますように。

二丈深江 - 02

深江海水浴場へ週末ドライブ!

福岡市から車で約1時間の場所です。

深江海水浴場は、都会の喧騒を離れ、心身ともにリフレッシュしたい方におすすめの場所です。夏には海の家が並び、海水浴客で賑わいます。遠浅の海岸で、小さなお子様連れのご家族でも安心して海水浴を楽しめます。また、海を眺めながらゆっくりと過ごせるおしゃれなカフェもあります。

それに加えて、夕日の名所としても知られ、水平線に沈む夕日は息をのむほど美しいです。豊かな自然の中でのんびり過ごしたり、美味しい料理を楽しんだり。深江海水浴場とその周辺は、あなただけの特別な時間を過ごすのに最適な場所です。

深江海水浴場 - 02

深江海水浴場 – グルメ

cafe食堂 Nord 

小高い丘の上にあり外観は水色で統一され、店内は開放的、木の温もりあふれる落ち着いた雰囲気です。グラタンやカレー料理の他、手作りのパンなどが楽しめます。また、店内の小窓から見る玄界灘の神々しい夕焼けは、まさに絶景です。

round coffee 

深江海水浴場のそばにあり、ブルーとグリーンを基調としたおしゃれな外観です。自家焙煎の香り高いコーヒーとケーキなどの美味しい軽食が楽しめます。そこで、友人とゆっくり語り合ったり、本を読んだり、穏やかな時間を過ごせます。

深江海水浴への行き方

自動車:前原インターより約20分(博多駅より約45分 / 天神より約40分)

駐車場:約20台可能

電車:JR筑肥線 筑前深江駅 ⇔ 徒歩約12分