福岡市中央区桜坂に住んでいた頃の写真を一枚ご紹介します。部屋の窓から撮ったものです。虹がかかった夕焼けがとても美しかった日を思い出させます。都会にいながらも、桜坂は静かで落ち着いた住宅街。ときに、こういった風景が広がる福岡の魅力を思い出していました。
福岡市中央区桜坂の生活
都会の喧騒から離れた静かな住宅街。
桜坂での生活は、自宅近くに地下鉄の駅やバス停があり移動に便利な場所でした。周辺も都会の喧騒から離れた静かな住宅街です。治安もよく、生活に不便さを感じることはありませんでした。薬院や大名で食事をすませ、さらに散歩がてら、天神の中心街や大濠公園まで出かけることも…。
静かに暮らしながらも、少し歩けば賑やかな繁華街に行ける、まさに都会のオアシスでした。あらためて、桜坂での生活が懐かしく思う時があります。とはいえ、今住んでいる糸島市も海や山が近く、自然に囲まれた場所でもちろん気に入っています。
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お気に入りのエビフィレオセット!
南薬院のマクドナルドでの出来事。
それは、久しぶりに南薬院のマクドナルドに立ち寄った時のことだった。ビックマックかエビフィレオのセットにしようか迷った末、エビフィレオとポテト、ファンタグレープのセットを選んだ。一階は満席だったので、二階席へ上がった。しばらく待つと、待ちに待ったエビフィレオのセットが目の前に置かれた。
最近、マクドナルドではシニアの店員さんをよく見かける。人生経験豊富なシニアの方々が、こうして元気に活躍されているのを見るのは本当に喜ばしい。高齢化が進む現代社会において、年齢に関わらず誰もが活躍できる場があるというのは素晴らしいことだと思う。それはそうと、私はエビフィレオのこのプリッとした食感がたまらなく好きだ。美味しい… エビフィレオを選んで正解だった。
その時、二人の女子高生が隣の席に座った。制服から、近くの福岡雙葉高校の生徒だと分かった。すると、女子高生の一人が俯いて涙ぐんでいるようだった。どうしたのだろう?喧嘩でもしたのだろうか…と思いながらも声をかけるのは躊躇われ、所在なくスマートフォンを取り出して弄っていた。だが、隣の席なので、どうしても彼女たちの話し声が耳に入ってくる。イヤホンを持ってくればよかった…とぼんやり思った。
それぞれの卒業と旅立ち
ひまわりが咲く夏に再び…
どうやら、彼女たちは間もなく卒業を控えた高校三年生らしい。一人はしっかり者、もう一人は甘えん坊、といった雰囲気だ。聞こえてくる話によると、二人は別々の大学に進学するらしい。そこで、甘えん坊の彼女は、進学すること自体に不安を感じているようだった。もしかしたら、親友と離れてしまうことが一番の気がかりなのかもしれない。一緒の大学に行ければよかったのに…と思わずにはいられなかったが、現実はそう甘くない。
その時、しっかり者の彼女が優しく言った。夏休み、ひまわりが咲く頃に会えるじゃない?ね?うん、いつもごめんね…と、甘えん坊の彼女は目を潤ませながら答えた。じゃあ、会いたくなったら私から会いに行くよ。東京と大阪なんて、新幹線なら三時間くらいで行ける!うん、私も会いに行く!その時の二人の笑顔は、ひまわりのように希望に満ち溢れていた。
その友情が少し羨ましく、そしていじらしくも感じながら、私はマクドナルドを後にした。彼女たちは夏に再会できたかな…と思いつつ、この記事を書いています。あの時、彼女たちが話していたひまわりの約束が叶ってますように…
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桜坂の生活を振り返り
思い出の日々に浸りながら。
桜坂のほど近くには、福岡市民の憩いの場である福岡市動植物園があります。動植物園の豊かな緑は、桜坂の閑静な住宅街に心地よい自然の息吹をもたらしており、このエリアの魅力の一つとなっています。また、桜坂駅から動植物園までは、徒歩約15分ほど。緑豊かな道を散策しながら向かうのもおすすめです。そして、園内にある展望台からは、福岡市街を一望できる絶景が楽しめます。桜坂の落ち着いた街並みを散策した後は、動植物園で自然に触れるのもおすすめです。一日を通して、桜坂エリアの魅力を満喫できます。
それはそうと、写真の移動をしなきゃと、整理をしながら過去を振り返りつい懐かしく…。そして、散歩した道、出会った風景、その一瞬一瞬が幸せだったことに気づかされます。そこで、何気ない日常が満たされた時間だったと感じます。
ときに、かつて住んでいた場所を思い出し懐かしい気持ちになったりしませんか?
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